Shoji Times

#2026-05-12
20 sources → 23 news printed at 2026/05/12
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日本女子大、有配偶女性のキャリア選択を「就業継続/離職/正社員転職/非正社員転職」4 類型で比較分析

「結婚・出産で離職するか・しないか」の二項対立で語られてきた有配偶女性のキャリア論を、転職方向まで含めた 4 類型で再構成する研究

日本女子大、有配偶女性のキャリア選択を 4 類型で比較分析


何が変わったか

これまでの有配偶女性の就業行動に関する議論は、結婚・出産・育児による「離職」と、その後の「再就職」を中心に組み立てられてきた。離職するかしないかの二項分布で語られる傾向が強かった。

日本女子大学の聶逸君氏 (博士後期課程院生、研究当時) と永井暁子教授は、有配偶女性のキャリア選択を「就業継続」「離職無業」「正社員への転職」「非正社員への転職」の 4 パターンに分けて比較する研究を発表した。離職の有無だけでは捉えられない多様なキャリア形成パターンの全体像を初めて 4 類型で対比した。

社会にどんな影響があるか

主たる影響として、有配偶女性の就業支援政策が「離職防止 vs. 再就職促進」という従来の二項対立では設計しきれず、転職タイミングと転職方向 (正社員 ↔ 非正社員) の選択肢設計を含む多次元戦略が必要であることが示唆される。企業の女性活躍推進策も、正社員継続率だけでなく非正社員転職組をどう扱うかの設計が問われる。

副作用として、4 類型の比較は記述的研究にとどまり、各類型に分かれる因果メカニズム (子供数・配偶者年収・地域労働市場・職務性質など) の解明はこれからの研究課題として残る。

ニュースの詳細

研究は有配偶女性に焦点を絞り、結婚以後のキャリアを「就業継続」「離職無業」「正社員への転職」「非正社員への転職」の 4 つに分類した。研究者らは各類型に分かれる要因を比較分析することで、有配偶女性のキャリア形成の全体像を把握しようと試みた。具体的な分析結果と要因解析の詳細は元記事および学術論文を参照する必要がある。

source: 大学ジャーナルオンライン